竹節人参の特徴

葉がトチノキの葉に似ていることから、
トチバニンジンとも呼ばれます。

根茎が1年ごとに1節増え、それが竹の節に似ていることから、和名で「竹節人参(ちくせつにんじん)」と呼ばれるようになりました。地上部はオタネニンジンと似ていますが、地下部の形態はかなり異なっています。薬用部位について、オタネニンジンでは根を使用するのに対して、竹節人参では根茎を使います。
江戸時代の初期寛永年間に、中国人の何欽吉(かきんきち)が薩摩においてこれを発見し、採集して医療に用い始めたとされています。

竹節人参の特徴

分布

分布日本各地 (福井、長野、奈良、群馬、香川、鹿児島など)に広く産しており、産地の樹下に生える多年草で日本特産の人参とされています 。中国の薬局方 (中国薬典) でも「竹節人参」が規定され、同じ起源植物を用いるとされています。

形態

形態草丈50〜60㎝になります。根茎は横向きに成長してやや太く白色、竹節という名のとおり節くれ立った形状をしています。根茎は太く育ち、根そのものは細くて貧弱です。茎は直立し、単一で無毛です。葉は茎の上部に3〜5枚が輪を描くようについています。掌状複葉で小葉は5〜7個つけ、長さが1〜2㎝になります。形は、先のとがった平たく細長い形の倒皮針形か、卵を逆にしたような倒卵形(とうらんけい)で葉の先は尖っています。また、不規則にぎざぎざに切れ込みの入ったきょ歯縁をしています。花期は6〜7月で、長い花茎を出し、先端に多数の淡黄緑色の花を放射状に多数つけます。