朝鮮人参の特徴

朝鮮人参は、高麗人参や御種人参、または単に人参と呼ばれ、古来より、万能の霊薬として知られています。野生の朝鮮人参は希少で、利用できたのは上流階級の一部の人間だけでした。
薬用人参の栽培に成功した後に、各大名に種(御種)が分け与えられたことから、朝鮮人参の起源であるオタネニンジンの名前が生まれました。
高価なイメージがあり、日本ではあまり用いられていませんが、薬膳料理での利用や人参酒にされるなど、食用としても利用されています。

朝鮮人参の特徴

分布

分布朝鮮半島、中国・ウスリーの原産で、日本には亨保年間に渡来し、現在は長野、福島、島根の各県で栽培されています。朝鮮人参の栽培は、比較的冷涼で乾いた気候が適しているとされています。

形態

形態草丈は60cmほどに成長し、主根は肥大して分岐していきます。葉は茎の上部に輪を描くように3〜4枚つき、てのひら状の葉を複数つけます。小葉は、たまご型またはたまごを反対にしたような形の倒卵形(とうらんけい)で、のこぎり歯のような細鋸歯縁の小葉を5枚つけます。
花期は夏。茎の頂上部に花をつけ、その先端に淡緑色の小さな花を多数、球状の散形花序につけます。

朝鮮人参の栽培は大変難しいと言われ、1年根から6年根まで栽培年数によって等級が分けられています。年数が重なるにつれて、サポニン成分は増していきます。